本書は2000年7~12月にかけて行われた、日本で(おそらく)初めての、リアルマネーによる先物取引のコンペ「第1回ロビンス-タイコム先物チャンピオンシップ」の優勝者(フェアリー氏)と準優勝者(炭谷道孝氏)の取引を詳細に記録した本だ。半年間の彼らのパフォーマンスは驚異的で、フェアリー氏は50万円の種銭を550万円に、炭谷氏は200万円を1330万円に増やした。 でも、本書はいま、絶版にはなっていないと思うが、大きな書店にもまずない。商品先物が見る影もなく細っているからだ。僕も、本書に触発されて、一度チャンピオンシップに参加したことがある。でも、このとき用意した50万円は、上の子の教育資金として用…