本の紹介 『無人島ロワイヤル』 秋吉理香子初夏の夜、バー・アイランドで、「無人島に3つ持っていくとしたら?」という定番の話題で盛り上がっていた常連たちに、マスターが言う「俺、無人島持ってるよ」。喜んだ常連たちは、3つのアイテムのみを手に無人島を目指すことになった。ところが、一夜明けると、マスターとヨットは消え、ビデオメッセージが残されていた。「これからバトルロワイヤルをやってもらいます。 賞金は10億円!」初めは無人島での楽しい時間を過ごそうと思っていた常連たちは、絶望にかられる。「10億円の賞金」が提示され、はじめは協力し合っていた常連たちだが、持ってきた3つのものを分け合うという助け合いに…