ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑 ポーランド共和国 登録年:1978年/2008年範囲変更/2008、2013年範囲拡大 登録基準:*1(ⅳ) ▶岩塩で築いた礼拝堂がある世界最古の岩塩坑 クラクフ郊外にある世界最古の岩塩採掘場。最盛期の14~16世紀には、岩塩坑によって得られる収入が、ポーランド王国の財源の3分の1を占めた。ヴィエチリカ岩塩坑の内部には大規模な坑道が広がり、鉱山労働者たちが硬い岩塩に彫った数多くの彫刻が残る。中でも「*2聖キンガの礼拝堂」と呼ばれる地下101mの空間では、聖書の一場面やレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』をモチーフとしたレリーフや岩の結晶でつくられた見事な…