長崎原爆の日を前に、山王神社の一本柱鳥居と被爆クスノキを訪ねた。 ここ数年、大樹の生命力やその癒しの力に関心を持ち、大樹を訪ね歩く「大樹巡礼の旅」を続けている。きっかけは広島原爆の地で蘇ったイチョウの木の話を読んだことだった。 75年間は草木も生えないと言われた焦土ヒロシマの地に蘇った木々たち。折れ曲がった幹から、黒焦げの枝から、幹も枝も失った土の中から芽を出して蘇ったという。イチョウの葉はなかなか扇形に戻らず、歪んだ形の葉が出続けたと知り、涙が止まらなかった。 retoriro.hateblo.jp 被爆樹巡礼 今回訪ねた大樹は長崎の山王神社にある「被爆クスノキ」で、福山雅治氏の楽曲「クスノ…