過去記事で、自分のことを、こんな風に告白した。 おれは生まれついての馬鹿者で、あらゆる誘惑に簡単に翻弄されてしまう。 おれはなにをやっても中途半端で止めてしまう。 意志の弱いヘタレ野郎で、すごく気が小さい。 なのに、欲深だ。 今まで犯罪は犯さずに済んできたが、それはほんとに運がよかっただけだ。 やることなすこと最低の卑劣漢で、誠実さも勇気もかけらもない臆病者だ。 以前読んだ本「坊主失格」小池龍之介の前書きに、こう書いてあった。 小さい頃は担任教師から「ろくでなし」の烙印を押され、十代は太宰治にかぶれて、道化を演じながら腹の中では周囲の人間を嘲笑する屈折した思春期を送り、大学時代は理論武装して相…