【第45話】 俺は、今まで、まともに勉強をした事がない。 親からも強制された事がない。 無気力状態の俺は、教材の問題を解き始める。 が、殆どの答えが解らない。 しかし、この『まなびやの門』は、丁寧な解説文があった。 俺は、解説文を読んで、解答欄を埋める。 、、、、、、 どれくらい時間が経ったのだろうか。 俺は、母に呼ばれるまで、勉強をしていた。 勉強をしている間は、トモオ君のことを忘れられた。 、、、、、、 そんな、ある日の下校時。 女子に声を掛けられた。 俺が、女子に声を掛けられるのは、珍しい。 女子「あのぉ、108先輩」 この女子、見た事がある!? 「私のこと覚えてますか?」 5年生の時に…