葛城山頂から下界に下りて一か所立ち寄ったところがある。 「葛城一言主神社(かつらぎひとことぬしじんじゃ)」 『古事記』が伝えるところによると、一言主大神は自ら「吾(あ)は悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言、言離(ことさか)の神、葛城の一言主の大神なり」と、その神としての神力をお示しになられております。そのためか、この神様を「一言(いちごん)さん」という親愛の情を込めた呼び方でお呼び申し、一言の願いであれば何ごとでもお聴き下さる神様として、里びとはもちろんのこと、古く全国各地からの信仰を集めております。 そんなに大きな神社ではないのだけど、平日というのに人がひっきりなしに参拝されていた…