「論語」や「孫子の兵法」などの中国古典の智慧は、日本では一時期「経営学」にも応用され、ずいぶんと人気がありました。世代交代とともに、いつのまにか、忘れ去られていきましたが、最近の渋沢栄一ブームでやや見直されたところもあります。 このウクライナ戦争も「兵法三十六計」で見ると展開がよく見えてきますね。 ロシア側の「兵法」は、これは世界一の核軍事大国が負けるわけがないという「勝戦計」でのぞんだわけですね。 「瞞天過海」の計で、大軍を動員した演習を繰り返し威圧して、「国際法違反の侵略」という非難も受け止めず、しゃあしゃあと行うというものでした。みんなが理屈では考え付かないようなことを行い、力でねじ伏せ…