昨日は雨が降りました。この時期の雨は、桜が散ってしまうのではないかと気にかかります。 満開 今年は水不足のようです。用水路の水位が下がっていたり。。。これから田に水を引き込む農家さんにとっては、まとまった恵みの雨が待たれるでしょう。今回の文章は、六根の「鼻」(香り)をテーマに、五月雨やお香の煙について書いてみたものです。 ※ ※ 「法の水茎」24(2014年6月記) 雨の香りは好きですか?「香り」という言葉には、嗅覚で気づく「良い匂い」と、視覚で感じ取る「つややかな美しさ」が含まれています。 古く江戸時代の俳人、三浦樗良(1729~1780)は、日常に「雨のかをりの、なくてやはある」(雨の香り…