三田一郎氏の科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまでを読んだ。この本も若干本のタイトルと内容が一致していないという印象を受けた。少なくとも科学者と言われている人たちがなぜ神を信じるのかに関して明確には主張している文書等は存在しないようなのだ。筆者は科学者として、コペルニクス、ガリレオ、ニュートン、アインシュタイン、ボーア、ハイゼンベルグ、ディラック、ホーキングらを取り上げていて、彼らの業績を説明している。ほとんどの科学者は近世の時代の人たちで、彼らが科学を志したときにはすでに何らかの宗教的なかかわりを持っていたので、科学者が神を信じるというよりも、神を信じていたものが科学的な…