JR中央線の三鷹駅を400メートルほど西側に大きな操車場があり、そこを南北に渡るための跨線橋がある。これはかなり古く1929年(昭和4年)に旧鉄道省が古レールを有効活用して作ったものだそうだ。昔の駅舎などでは古レールをよく使ったものだ。 当時三鷹に住んでいた太宰治はこの跨線橋がお気に入りで、よく散歩に来たらしく、階段の近くには太宰治が橋を渡る写真などもあった。 250メートルほど東には線路を渡る地下道があるためか、普段は使用する人は少ない。さらにもう間もなく100歳になろうとするこの橋は年間の維持費だけで3,000万円かかり、さらに耐震補強工事をすると数億~数十億かかるらしい。そこへコロナ禍で…