:contents] 蜃気楼とは 「蜃気楼」(しんきろう) とは、幻覚ではなく、 大気中の光の屈折によって、 遠くの景色が伸びたり逆さになったり、 実際とは異なって見える現象です。 物体はあらゆる方向に光を反射していますが、 私達に見えるのはその一部です。 空気に温度差がない時は、 光は直進するので、 物体と目を結ぶ直線の光が目に見えます。 ところが、空気に温度差があると、 光の進む方向が変わります。 冷たい空気と暖かい空気の間では、光は密度が 大きい冷たい空気の方へカーブします。 実際の風景の上に虚像が見える 「上位蜃気楼(=春の蜃気楼)」と、 実際の風景の下に虚像が見える 「下位蜃気楼(=…