前回のブログのつづき ③林富永邸 この家は、てっきり林さんという人の娘さんが富永さんに嫁いだが、夫婦で嫁さんの実家に入り林さんと同居している形態(サザエさんのマスオさんのような)かと思っていたが、そうではなく、「林」というのは「立林」というこの場所の地名からとった屋号で、それを名字の頭に付けて林富永と呼ばれているとのこと。 道路から神社の参道のような杉並木の坂道を下った奥に林富永邸が見えて来る この建物は、外科医を開業していた富永家4代目が明治16年にこの地に移り住み建築した。 当地によく見られる茅葺屋根の大百姓の住まいと基本構造が似ているが、内部は非常に贅沢な造りで、特に賓客を迎える奥座敷な…