その日は突然やってきました。長女が朝ベッドから起きてこず、学校に行きたくないと訴えたのです。 普段、明るくテンションの高い長女が泣いて訴えたので、理由は深く追求せず、その日は行かなくてよいと伝え、「明日は行こう」とだけ約束しました。ところが、約束したはずの次の日も、「行きたくない」と言って泣き出してしまったのです。 恐れていた日が来たことを感じた私は、仕事に遅れることを覚悟して長女と話しました。不登校の兄がいるために「行かない」という選択肢を持ってしまっていると言え、友達関係や先生との関係でどうしても行きたくない理由があるのなら仕方ないので、まずはそこを聞き取りました。幸いにも長女は長男と違い…