▼あら、来てたのね! 土蔵造りの町並みが続く高岡市の山町筋(やまちょうすじ)に、赤レンガ造りの建物が保存残されていることを前回紹介しましたが、そこから高岡駅を背に昭和通りを7分ほど歩くと、千保川に架かる鳳鳴橋があり、その橋を渡ったすぐ左手に与謝野晶子&鉄幹の歌碑があります。 与謝野夫妻は全国各地を旅しており、筆者などは2人の歌碑を見付けると「あら、ここにも来てたのね」と感じる次第です。夫妻は昭和8年11月に高岡を訪れています。 歌碑がある場所は高岡鋳物発祥の地で、「高岡市鋳物資料館」が近くにあります。金屋町(かなやまち)と言って、銅器生産の中心地でした。こちらも山町筋と同様、重要伝統的建造物群…