ひとにとって、あまり意味がないと思えることに、この本の筆者は情熱を注いできた。 サブカルチャーに興味のある自分は、何年も以前に、この本を本屋で見つけすぐに買おうとしたが、たまたま長いレジ列があり、あらためて読んでいるうちに阿呆らしくなり、一旦買うのをやめた経緯がある。 が、今回たまたまインターネット上で見てしまい、やはり買ってしまった。 日本語で珍なる地名(音として)を目指して旅する。 例えば、スケベニンゲン、エロマンガ、キンタマーニ、チンボー湖、オナラスカ、マラ、股毛、尻毛、鼻毛、珍子島、金玉落としの谷などを、 訪問し、その地名の看板のところで自分の写真を撮っているという、それだけの本である…