京阪・観月橋駅から府道7号京都宇治線を東に200m、浄土宗知恩院派のお寺、本尊は阿弥陀如来、石段を上がった御堂には世継地藏菩薩が祀られています。 1596年に雲海大和尚が向島橋詰町に創建、1686年現在地に移転し以後度々住職が変わり一時は荒廃したが1883年当時の住職が本堂など大改修を行いその後も改修は続けられ、江戸時代末期の住職・冠道上人が裏山の雌狸に餌を与えると、狸は上人になつき「八」と名付けて手を叩くと裏山から下りて来る様になり、これを聞いた文化人などが見物に訪れ、見物人の中に京焼の名工・高橋道八が居り、見物のお礼に身の丈ほどの狸の焼き物を贈り山門横に置かれ、いつしか「狸寺」と呼ばれる様…