30年続いてきた、ナゴルノ・カラバフ自治州を巡るアルメニアとアゼルバイジャン両国の紛争は、あっけない幕切れになった。南コーカサスというこの地方は、民族&宗教的に入り組んだ形になっていて、ずっと領土なり主権なりを争ってきたところだ。少し縁があって、アルメニア大使館でその事情を聞いた経験がある。 IT立国アルメニア - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com) アルメニアには同じキリスト教国ロシアが、アゼルバイジャンにはイスラム教国トルコが肩入れしていたのだが、ウクライナ侵攻以降ロシア(≒プーチン)の威信が低下しアゼルバイジャン側が強気に出て来ていた。 軍事だけではなく経…