作家。1971年東京生まれ。中上健次・紀和鏡夫妻の娘。ハワイ州立大学芸術学部美術史科卒。
小学校の卒業旅行として父・中上健次に連れられていったフィリピンへの旅が出会いとなり、アジアの国々に興味を持つようになる。
高校、大学時代はカリフォルニア・ロサンゼルスとハワイに在住。また、そこで東洋美術の美しさに出会ったことをきっかけに、アメリカ、アジア、南米など各地を旅しながら現在に至る。
99年、ミャンマーの旅を綴った紀行文「イラワジの赤い花」(集英社)を上梓。同年、「彼女のプレンカ」ですばる文学賞受賞。小説のほか、紀行文、エッセイなど多方面に渡るテーマで執筆中。