お盆休みの前に、多くのメディアが「中国軍が防衛省をハッキングした」とのニュースを流した。元になった報道は<ワシントン・ポスト>のものと思われる。 中国軍が防衛省にサイバー攻撃と報道、政府は詳細コメントせず - Bloomberg 先週紹介したように、NISCのメールが窃取された事件もあったので、相乗的に「日本政府のシステムは大丈夫か?」との声も聞かれるが、上記のハッキングは3年前のこと。詳細は不明だが、防衛省は米国機関の助けを受けてこれを検知し、対処したらしい。 思い出すと、2021年の秋岸田内閣発足早々、多くの米国サイバーセキュリティ関係者(政府高官・巨大IT幹部・セキュリティ専門企業幹部ら…