さて、前回書きました長野まゆみ氏作「卵」のあらすじですが・・・(以下ネタバレになりますので、内容を知りたくない方は今回とばしてください。) <あらすじ>(時代設定としてはおそらく昭和40年代?少なくとも戦後すぐではなく、携帯電話のない時代)海辺の岬の中学校に転勤してきた紺野先生は、チャボの孵化に取り組む生徒達の面倒を見ていた。その生徒達の中に、少し離れた小島に住む生徒がいた。この生徒は舟で登校していたので、天候が荒れると舟が出せず学校に来ることが出来ない。電話も通じていないらしく、学校とは無線機(おそらくアマチュア無線?挿絵では大型のトランシーバーのようなもの)で連絡を取っている。いよいよチャ…