<太刀 銘:豊後国行平作(号:古今伝授の太刀)> ・平安末期-鎌倉前期 ・豊後国行平 作 ・重文指定日 1934.01.30 ・国宝指定日 1951.06.09 ・永青文庫 所蔵 豊後の刀工・行平によって打たれた太刀 細川幽斎は足利将軍家、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕え、武芸に通じた武将として活躍する一方で、有職故実、能、茶の湯などに関しても当代1の文化人として高い教養を示し「古今伝授」の継承者であった。 *「古今伝授」の継承とは、「古今和歌集」の語句の解釈の秘伝を特定の人物に伝えることで、三条西実枝から幽斎、智仁天皇、後水尾上皇へと伝えられ、朝廷での御所伝授として受け継がれた。 細川家以…