今回、京都の「冬の特別展」であちこちの寺を回って秘宝、秘仏を見てきた中、最も驚いたのは、龍安寺で公開されている襖絵だった。 石庭が有名な同寺だが、冬の特別展で、普段入れないコースを見ることができたの(京都はこうやって、宝物を小出しにしてカネ儲けしている、というグチはさておき)、何枚もの襖に、勇猛なドラゴンが描かれている。 「狩野派か誰かの作か?」と思ったら、なんと、細川元総理が自ら描かれたのだという。 細川護煕氏といえば、熊本の由緒正しい家系のお殿様。短命に終わったが、元総理大臣だった。60歳で政界を引退してからは、陶芸家になったのは知っている。その後、小泉元総理とタッグを組んで、都知事選に出…