《困っている人がいれば、寄り添い、解決策を探る。当たり前のことだろう。なのに長年にわたり放置されてきた問題がある。 夫婦が希望すれば結婚前の姓を名乗れる「選択的夫婦別姓」制度の導入だ》(12月2日付日本経済新聞社説) おかしな道徳論をぶつものだ。<困っている>中身を問わず、なんでもかんでも<寄り添い、解決策を探る>ことなど有り得ない。 《働き続ける女性が増えるなか、結婚前の姓を引き続き使えないために仕事に支障が生じる、との声は多い。ひとりっ子が増え、実家の姓を残したい、という希望も強い》(同) つまり、良き家族を創る意志も無ければ覚悟も無いということである。実家の姓を残すからには、家族よりも実…