中平康の映画作品 中平康は、松竹に入社し、大場秀雄、原研吉、渋谷実等の助監督を務める。その後、1954年に日活再開とともに、日活に移籍。山村聰、田坂具隆、新藤兼人の助監督に付き、『狂った果実』で監督として華々しいデビューを飾る。太陽族映画、あるいは石原裕次郎という大スターを生み出した映画として記憶される。中平康の演出力は、評価されなかった。 中平康に関する研究書や資料集として、次の2冊がある。 〇中平まみ著『映画監督中平康伝』(ワイズ出版,1999)〇ミルクマン斉藤監修『中平康レトロスペクティヴ』(プチグラパブリッシング,2003) ブラックシープ 映画監督「中平康」伝 作者:中平 まみ ワイ…