今月の平安蚤の市では、中村直勝の大正15年の年賀状を購入。娘2人の写真が載っているだけで、直勝そのものを研究しているわけではないが、200円なので買ってみた。直勝は当時第三高等学校教授兼京都帝国大学文学部講師で、翌年同学部助教授に昇任している。 宛先の大津市清水町の三上左也は、次世代デジタルライブラリーで検索すると、『大津宮奠都臨時祭典大津市制施行十周年祝典記念』(大津市、明治41年11月)で、大津市の関清水蝉丸神社*1々掌だったとわかる。直勝の父で長等神社々司の中村勝明や直勝の名前も出ている。左也はその後京大近くの吉田神社に移ったことが『内務省庁府県職員録:大正15年4月1日現在』(帝国地方…