これは、北アフリカ戦線で闘うロンメル将軍がメディアに語った言葉と伝えられる。本来ソ連戦線に回したい資源をアフリカに回してもらうには、ドイツ市民に注目されていないといけないという意味だ。そのため、ロンメルはメディアを巧みに利用してヒトラーだけではなく、世論にも訴えかけ続けた。 ロシアの侵攻に抵抗するウクライナのゼレンスキー大統領が、欧米各国にアピールするのも同じ考えだ。先週、もうひとつパレスチナの武装組織ハマスが同様の名乗りを挙げた。具体的には、5,000発(ハマス発表値)のロケット弾をイスラエル側に撃ち込み、兵力も送り込んだというもの。200名以上の犠牲者を出したネタニヤフ政権は直ちに反撃、空…