阪急電車は、大阪梅田終点に到着するまぎわ、国道176号線と並走します。 国道の右後ろに、阪急電車の小豆色ボディが少し見えています。 ここに、阪急電車の中から見ると、美しい教会に見える建物があります。 丸い塔屋の上にあるのは、どう見ても十字架・・・ ではなくて、十字に組まれた避雷針のようです。 この建築は、教会ではなく、1935(昭和10)年竣工の済生会中津病院。 設計は、朝鮮や旧満州、静岡などで多くの公共建築を手がけた中村與資平。 現在の建物は、2002(平成14)年に一旦解体され、復元されたものです。 大きな車寄せの上は、バルコニーになっています。 車寄せ上部と、バルコニーの意匠。 エントラ…