推手訓練と研究において、節、点、面、線の諸法則は不可欠である。 まず「節」の概念について説明する。両腕を例にすると、上腕が根節、前腕が中節、手首までが梢節となる。力の伝達は根節から中節を経て最後に梢節に至る。推手では中節、つまり前腕が対手と接触することが多い。形意拳の伝統的な老三拳によれば、手首から肘までの部分を「鉆拳」と呼ぶ。節の観点から見れば、根節の力は中節より大きく、中節の力は梢節より大きい。そのため、梢節への意力の強化が極めて重要かつ切実な課題となる。梢節が強化され、根節からの力の伝達と協調できて初めて、対手との接触点である中節において力を発揮できる。梢節が弱々しく力がなければ、自らの…