中置記法(Infix Notation)とは、演算子を作用する対象の中間に記述する記法であり、最も良く使われる記法の一種。
前置記法(ポーランド記法)や後置記法(逆ポーランド記法)よりも式が曖昧となるため、式の意味を一意に定めるためにはデリミタ(文字区切り、括弧など)を多用せねばならず、構文解析が複雑となる。一般結合律の成り立つ演算子(やその組)に対しては括弧を省略できるが、成り立たない演算子の場合、一々括弧で区切らねばならず煩雑であるため、しばしば演算子に評価順序を定めることが有る。