辞書によれば「金目」とは金銭的価値が高いもの、あるいは高価なものを指すのだとか。 ただ、政治の世界では、いわゆる迷惑施設受け入れの代わりに渡す交付金や中間貯蔵施設の用地買収などの金額を、こう呼ぶようだ。 第一次安倍晋三内閣で当時、環境相だった石原伸晃氏の口から「最後は金目でしょ」との暴言が飛び出したのは、内閣発足から1年が経過した2014年6月16日のことだった。 この日、石原氏は福島第一原発の放射能廃棄物の中間貯蔵施設建設地をめぐり、地元と交渉。 その結果を首相官邸で菅義偉官房長官に報告後、記者団に囲まれて「何の話でしたか」と問われ、ついうっかり。 「こんな感じですよ、と説明した。最後は金目…