日常生活の中で、いつのまにか習慣になっていたこと、 当たり前のようにしていたことが急に出来なくなってしまった。 途方に暮れながらも、 いつもと違う道を歩いていたら、 かわいくて、丸っこい葉っぱの塊をつけた木に出会った。初めて出会った木に、そっと触ってみた。日差しを浴びて、温かくて、どっしりとした感触。木を触ると、やっぱり安心するのだなぁと改めて思った。 そして、習慣化していたことに、 自分がどれだけ同一化していたかに気がついた。 いつもと違う道を歩いて、 初めて出会った木に触ってみたら、 八方ふさがりな感じになっていた状況でも、 光が射しているところがあるのだと 少し明るい気持ちになれた。 あ…