「モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い」福田ますみ <所感> 「不登校のバレー部の高校生が自殺、その母親は学校でいじめの形跡があったと主張。学校はいじめを否定」 こんな話を聞くと、どう考えても学校が悪く、事実を隠蔽していると印象を受ける。 その群集心理を巧みにつき、学校や校長、教師に執拗に攻撃をした母親と人権派弁護士の話。 タイトル通り狂人と思える母親が一番の加害者ではあるが、“人権派”弁護士の存在も見逃せない。 事実を見ず、「権力は悪、学校は悪」と固定観念で攻撃に加担する弁護士が人権派と言えるのか。 本書でも「訴える相手にも人権があることをいったいどう考えているの…