ピエール・ブーレーズとの出会いは、ブーレーズが、指揮するクリーブランド管弦楽団、ストラヴィンスキー、「ペトルーシュカ」と「春の祭典」でした。現代作曲家ということは、知っていましたが、明晰な頭脳を持つ作曲家というイメージでもって、ストラヴィンスキーのCDを聴いたときは、意外にまろやかな音楽を奏でていて、私にとり、ストラヴィンスキーの初めてのCDということもあり、今でも大切に聴いているCDの一つです。 作曲家という観点では、20世紀の現代作曲家に、すぎないだろうという判断で、作品を聴く機会はありませんでした。 最近、ユニバーサル・ミュージックから、「クラシック百貨店、フレンチクロニクル」という企画…