自民党の派閥の一つ。 平成17年(2005)8月15日、亀井静香が派閥会長を辞任。9月、伊吹文明が派閥を継承して “伊吹派” になった。 →志帥会
2005年8月19日、伊吹文明会長代行は「亀井氏は国民新党を作って党籍離脱したので、規約上は会員でなくなった。新しい志帥会として再スタートをする」と強調し、また谷津義男・元農相は旧亀井派の略称について「"亀"と書かれるが、志帥会だから、"志"でお願いしたい。だめなら、"伊"でも結構だ」と訴えた。
◆ミッチーなら「衆院解散前に真実を語れ」と… 新政権を発足させた石破茂首相は10月4日に臨んだ所信表明演説で、かつて師事した「ミッチー」こと渡辺美智雄元副総理(1923~1995年)の言葉を引用し、政治家の仕事とは「勇気と真心をもって真実を語る」ことだと訴えた。だが首相は、自民党総裁選の期間中に示していた国会審議重視の方針を撤回。野党が要求する予算委員会での論戦を行わないまま、臨時国会最終日の10月9日に衆院を解散する方針だ。 渡辺美智雄氏の長男で、石破首相が初当選した衆院選を美智雄氏の秘書として手伝った経験もある渡辺喜美(よしみ)元行政改革担当相(72)=2022年に政界引退=は、自身のSN…
『日本政治のウラのウラ』 証言・政界50年 森喜朗 田原総一朗 講談社 2013/12/10 <ラグビー部退部> ・ラグビー部を退部する以上、大学も辞めなければいけないと思って、大西鉄之祐監督のところに行きました。「ラグビー部を辞めますから、大学も辞めます」と言ったら、「バカヤローッ」と言われて、ぶん殴られそうになってさあ(笑)。その時、大西先生はぼくにこう言ったんだよ。 「オマエなあ。何を考えているんだ。ラグビーを何だと思っているんだ。ラグビーはなあ、人生の目的じゃないぞ。手段にすぎない。だから、ラグビーがダメだと思うなら、大学で他のことをしっかり学べ。そして、何か大きなことを成し遂げてラグ…
(2024/9/29) 『シン・ニッポン 2.0』 ふたりが教えるヒミツの日本 渡邊哲也、長尾たかし 三交社 2023/5/31 <まえがき 渡邊哲也> ・私たちは政治や国会のことを分かっているようで、実はいまひとつよく分かっていません。 ・自民党がどのようなシステムのもとで政権を運営しているのか。そしてなぜ自民党政権が続くのか。なぜ野党は政権を奪うことができないのか……。 ・また、世襲議員に対しても、ネガティブなイメージをしてしまいがちです。 <意外と知らない国会システム> <予算はこうして決まる> 長尾:議員は、予算に対する要望を各省庁の役人に個別に伝えています。最も多いのは、議員連盟が役…
『妖怪の理 妖怪の檻』 京極夏彦 角川書店 2007/9 <柳田國男の妖怪談義を巡って> ・現在、“妖怪”を語る時には必ずといっていい程引き合いに出されてしまう柳田國男も、最初から「妖怪」という言葉を使用していたわけではありません。 例えば、有名な『妖怪談義』(1956/修道社)に収録されている論文の中で一番古い「天狗の話」が書かれたのは明治42年(1909)のことなのですが(それは井上圓了が活躍していた時代です)、その中に「妖怪」の2文字を見出すことはできません。のみならず初期、中期の論文において柳田は、天狗は天狗と記し、大太法師は大太法師と記すだけです。柳田國男がそうしたモノの総称として「…
(2024/9/6) 『小選挙区制は日本をどう変えたか』 改革の夢と挫折 久江雅彦、内田恭司 岩波書店 2024/7/1 <「こんな政治に誰がした」> ・小選挙区比例代表並立制の導入から30年。2009年には民主党による政権交代が実現したが、掲げられた理想とは裏腹に、政策を軸とした二大政党制は生まれず、自民党1強のもと派閥の裏金、世襲議員の跋扈、投票率の低下など、この国は政治の歪みに喘いでいる。なぜ選挙制度改革は失敗したのか。 <はじめに 日本の民意を体現する選挙制度を考える 久江雅彦> <「人を選ぶ」日本の選挙> ・衆議院の中選挙区制が廃止され、小選挙区比例代表並立制は導入された1994年か…
#0009_2001年4月27日小泉政権誕生とその展望・小泉新政権の誕生 元自民党支持で、 森政権時代に自民党不支持に回ったが、 小泉政権誕生で、自民党支持に戻った人は6割台半ば 街頭インタビュー(100人)では、7割台が小泉支持 これは相当な支持率で弱った 小泉政権誕生で、何が実際に起こったのかを検討せず、 ガス抜きされてしまうのではないか 1つには、自民党衆議院議員の総意ではなく、 党員・党友の投票結果が明らかになった時点で、やむを得ずそうなった これは9月の総裁選で巻き直せるという、ある種のバッファ、余力があってのこと 小泉政権は、いったい誰の支持で成立しているのか 7月の参院選を乗り切…
裏金問題を起こしておきながら不起訴で居直っている清和会の五人衆ですが離党勧告等の処分案が自民党内で上がっています。 これについて清和会は猛反発しています(読売新聞記事「安倍派幹部「岸田派・二階派にも同じ対応をするんですね」…離党や議員辞職求める声に反発」ヤフーニュース)。 だからお前が言うな!政清人和という自ら掲げた理念を自ら反故にして他の派閥よりぶっちぎって多い裏金問題を起こした清和会が裏金問題の処分で不服を唱える資格はないですね。 盗人猛々しいぞ! ただし「いい事」も言っています。 「監督責任で離党を求めるなら、岸田派や二階派の幹部にも同じ対応をするんですね」という主張です。 この点だけは…
#0007_2001年4月16日談合がメディアをダメにする・海南島事件 (米中空中衝突事故) コソボ紛争時の噂話として、 アメリカのステルス戦闘機F-117墜落のニュースを思い出した。 当時、セルビアに墜落した戦闘機の残骸を、 中国が買い取って、解析しようとした。 そのエンジン特定の周波数で索敵できれば、 ステルス機能を殺すことができる、と言われていた。 アメリカは機密漏洩を恐れて、セルビアの中国大使館を爆撃したが、 大使館からは何も発見できず、古い地図を言い訳に誤爆と報道された。 (中国は爆撃を事前に察知し、大使館から移動していた、と言われている) 今回の衝突事故も、ハイテクウォーフェアの側…
#0007_2001年4月16日談合がメディアをダメにする・米中空中衝突事故 中国側の戦闘機パイロットはトップガン、エースのような噂話が流れた ・米中の噂話 コソボ紛争時に、アメリカのステルス戦闘機F117が撃ち落されて、 セルビアに墜落した。中国はセルビアからその戦闘機を買い取って、 中国大使館の地下に隠した。アメリカは大使館を攻撃したが、中国側が 事前にそれを察知し、戦闘機を移動していた。アメリカは大使館への攻撃を 誤爆とし、古い地図を持ち出して言い訳をした。 なお、戦闘機のエンジンを解析すると、その周波数を特定して、ステルスでは なくなってしまうため、アメリカが鹵獲を恐れた。 というのが…
『チェンジ!』 日本が変わるべき50のこと 参議院議員・国際政治学者 舛添要一 ダイヤモンド社 2002/1/31 <「福祉」は元が取れる公共事業だ> ・いま実行すべき政策の第一は福祉の充実である。こんなことを言うと、舛添はマタマがおかしくなったと思われるかもしれないが、福祉は金食い虫であるという。その先入観を根本から変えなければいけない。 <一人が寝たきりになると年5百万円の税金が使われる> ・福祉こそが財政と人心安定の二つの面において、最も効果的な政策だと言える。 <「寝たきり」問題は国民的課題だ> ・いま日本には3百万人の寝たきり老人がいる。一人の老人に身寄りがだいたい5人いるとして、千…
(2023/11/1) 『自民党の魔力』 権力と執念のキメラ 自民党はなぜ勝ち続けるのか? 蔵前勝久 朝日新聞出版 2022/7/13 <自民党とは何か? 強者をのみ込むブラックホールか?> ・自民党所属の政治家は、数字上は、国会議員より圧倒的に地方議員の方が多い。「官邸主導」の第2次安倍政権以降はトップダウン組織に見えるが、地方ではボトムアップの側面がいまだ強い。 <「一番強いやつが自民党」> ・永田町の国会議員や秘書、霞が関の官僚たちからよく聞くのは「自民党は『右』から『左』までいる鵺(ぬえ)のようなもの」である。鵺とは、顔は猿、胴はタヌキ、尾っぽはヘビ、手足は虎、声はトラツグミに似ている…