(enterprise value) 事業が有する価値の総和。事業から得られるフリーキャッシュフローの現在価値を合計して計算するが、永久にフリーキャッシュフローを仮定することは困難であることから、ある一定期間のみ個別年度のフリーキャッシュフローを予測し、その後はターミナルバリューを算出することが多い。 計算式: 事業価値 = Σ(一定期間の事業FCF) + Σ(一定期間後のターミナルバリュー)
私は今、企業の合併・買収(M&A)に関わる経験をする機会を得ました。 その過程で得た知識と感情は、私のキャリアと人生において大きな影響を与えると考えています。 私のここまでのM&A体験から得た感想をご紹介します。 M&Aとは? まず、M&Aについて簡素ですが説明します。(Merger and Acquisition)は、企業の合併と買収を指すビジネス用語です。 このプロセスでは、2つ以上の企業が統合して一つの新しい企業を形成する場合(合併)や、ある企業が他の企業を取得する場合(買収)があります。M&Aは、企業の成長戦略や市場競争力を高める手段として、ビジネスの世界で広く活用されています。 M&…
想定株価: 24 690Y 25 580Y 26 640Y 27 670Y オススメ度:★☆☆☆☆ 前回 本決算がもうすぐなのと、ネットキャッシュ比率の考え方を取り入れたので改めて見てみます。 前回からは+20%の上げになりました。 事業価値 23までの実績は変わらず。 会社予想ではわずかな増収と減益予想でしたが・・ 工作機械統計 | 一般社団法人 日本工作機械工業会 前回と同じ統計を見ると 24年期の工作機械は受注高、生産高ともに前期比70%~90%と低調が続きました。 短信や前回にも触れた通り、21年、22年の高需要から反落が見込まれますが、期首時点での前年比90%~100%という状況から…
想定株価 24 1740Y 25 1790Y 26 1930Y オススメ度:★☆☆☆☆ 前回 4/10に本決算が出ました。 ほとんど予想通りの増収増益ですが、通期予想は成長鈍化を見通しています。 業績予想の信頼性 非常に高いと言えるでしょう。 この調子で会社が経常利益+6.9%と言うのなら実際にそうなっていく可能性は高いです。 事業価値 著者の通期予想は意味がなさそうなので省略。 前回は純利益は18%くらいまで回復していくのでは?と予想してPERも高めに評価しましたが、実績と通期予想を見る限りだとどうもそう甘くはなさそうです。 コロナからの回復トレンドが一服して、コロナ前と同様のゆるやかな成長…
想定株価: 24 1080Y 25 1210Y 26 1250Y 27 1320Y オススメ度:★★★★☆ 前回 本決算が出ました。 ほとんど予想通りの増収増益となりました。 売上、経常利益の通期予想は+6%、+5%という発表ですが、 通期予想vs実績 前回の表に24期を足したこちらの表の通り、弱気予想の可能性があります。 ただ、 24期の月次売上を見ると成長率が落ちてきていることも分かります。 事業価値 以上から、 弱気予想:会社の通期予想通り。想定PER10倍 強気予想:売上、利益が+10%、想定PER13倍 としました。少し下げましたが大きくは変わっていませんね。 資産価値 こちらも24…
プロジェクトマネジメントの原理原則 2. プロジェクトの品質 プロジェクトの品質とは、①成果物と②プロセスの2つが対象。それぞれ受入基準を定め、継続的に基準を満たしているか確認する。 成果物の品質 成果物の品質には以下2つの観点がある。この両方が満たされると、顧客やユーザーは成果物から価値を得たと感じることができる(=顧客満足)。 要求事項の適合性成果物を受領する顧客や成果物を使用するユーザーなどが明示的に要求していた機能や性能、操作性などを充たしているか否か 使用適合性成果物の使用により、顧客やユーザーなどが要望していたせいか(=真のニーズ)を得られるか否か プロセスの品質 成果物を作成する…
想定株価予想: 24 2290Y 25 2460Y 26 2550Y オススメ度:★★★☆☆ (下落トレンドが出来かけてるのですぐエントリーはオススメしません) 前回 4/12に本決算が発表されました。 大幅な増収増益となるも、通期予想は成長鈍化が見込まれ・・ 大幅安となりました。 コンセンサス上回ったのになんでや!やっぱり誰もコンセンサスなんか宛にしとらんやないか! 謎ですねぇ。 事業価値 実績は24が加わったのみで変わらず。 前回は「利益成長率20%くらいが続くのでは」と書きましたが、会社予想では経利+7.7%。それでも過去比較では悪くない成長率ですが・・ 今の成長を牽引しているインバウン…
想定株価予想: 24 1550Y 25 1920Y 26 1820Y 27 1290Y オススメ度:★★☆☆☆(数年以内の反落には十分注意) ヤマウやグリーンランドリゾートと同じく、九州熊本関連銘柄です。 コンクリート土木製品を作っていて、TSMC熊本工場や半導体関連工事で大いに業績を伸ばし、 3Q時点で経常利益はYoY100%以上です。 ただし、株価も23年に4倍、24年も年初来で2倍という高騰ぶりです。 事業価値 長期の経営的には、地味だが堅実な成長という印象です。 半導体特需がなければPERも6~8倍といったところでしょう。 ただ、ここ2年の成長は本当に目覚しく、TSMCは同規模の第二工…
参加メンバー(寄稿者) はじめに 当日の様子 印象に残ったセッション チーム単位で保守性を高める:独自指標と向上にむけた実践 テストだけで品質は上がらない?! エセ自己組織化した品質組織からの脱却 開発リードタイム70%短縮したアジャイルチームでQAがやったこと チームトポロジーに対応するQAアプローチのご紹介 最速思考でバクラク品質を!スタートアップのリアルな課題とQAの実践 Tangible software quality 既存プロセスからの脱却と変化に適応するために必要なこと テスト管理ツールの向かう先 まとめ PR 参加メンバー(寄稿者) 山口、 楠原、 鈴木 はじめに ヤプリQAエ…
想定株価 24 1450Y 25 1510Y 26 1610Y オススメ度:★★★★☆ 前回 3Q決算が出ました。 前年比で売上が-11.9%、経常利益が-38.0%ですが、元々減収減益予想でした。 どちらも減少の幅が通期予想よりいくらか下がっているのは警戒すべきですが、元々業績のブレが大きい会社ですのでそこまで気にする必要はないかと思います。 事業価値 当期の売上、純利益は3Q累計で前年比-11.9%、-38%なので、それをそのまま前期実績に乗じて当期予想としました。 それぞれ会社予想より10%、7%ずつ低い数値です。 売上成長率-12%は結構不安になりますが、まぁ過去にもそれくらいのことは…
想定株価 24 1520Y 25 1650Y 26 1830Y オススメ度:★★☆☆☆ 前回 決算説明でも紹介されていた大型タイトル、Rise of the Roninが3/22に発売されました。 売上は・・・ ゲームソフト販売本数ランキング | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com 日本国内パッケージ版で初週6万本、2周目で2万本です。 同発のプリセンスピーチに少し負け、ドラゴンズドグマ2とは同等の滑り出しです。 とても売れてるとは言えない勢いですね。 売上本数の見積もり 業績にどの程度影響が出そうかを見積もってみます。 2週で8万本となると、累計では25万本くらいと予想します。 DL…
今回は 「四半期ごとに当期業績の確度が上がっていくのをどう定量的に想定株価に反映させるか?」について、私なりの方法を紹介します。 きっかけ 私がこのブログで銘柄分析をしながら思ったこと。 「年ごとの業績と想定株価を見積もっているけど、例えばYoY+10%安定成長の企業で本決算直後から次の本決算寸前まで業績予想が予定通りで変わらなかった場合、想定株価(=割安と呼べる株価基準)は次の本決算が出た瞬間に+10%すればいいのか・・?そんなわけはなくないか・・?」 例 何が言いたいか分かりにくいと思うので、例を上げて説明します。架空の企業Aを考えます。 企業Aはとても安定した企業です。 純利益率は毎年同…
株価予想: 24 2680Y 25 2890Y 26 3170Y 27 3530Y オススメ度:★★★★☆ 前回 4/5、本決算が発表されました。 会社予想から比べ、経常利益は-3%、売上は+2%、前年比ではそれぞれ+12%、+10%と、ほぼ予定通りの安定した成長を継続中と言えるでしょう。 プラスにもマイナスにもニュース性はありません。 事業価値 ちょっと分析の仕方を変えたので改めて見てみます。 2019年にホールディングス化していますが、大した体制の変化はないので前身の薬王堂㈱を繋げています。 改めて、安定した成長を続けていることが分かります。前回書いた通り売上、利益予想も精度が高いです。 …
上水道の整備や管理の所管がきのう、厚生労働省から国土交通省に移った。 厚労省はコロナ禍で要員不足が目立った感染症対策を強化できるという。国交省は所管してきた下水道事業などと一体整備の利点を強調する。移管の狙いは理解できる。 水道行政は長らく上水道を厚労省、下水道を国交省、工業用水は経済産業省が所管してきた。一方、地方では業務を一つの組織で対応する市町村も多い。縦割り行政を解消することも賛成だ。 ただ、看板を掛ける省庁が変わるだけなら大した意味はない。水道事業は老朽化した施設の更新や人口減少による経営環境の悪化など課題が山積している。移管を機に、安全安心な水を確保する対策を着実に進めてもらいたい…
アジャイル・スクラム開発とウォーターフォール開発──開発手法を巡ってしばしば対立項に置かれるこの二つのスタイルは、考え方はもちろん、段取りやマネジメントの方法もまるで異なります。そんな全く異なるスタイルをとる二つのチームがコラボレーションし、開発プロジェクトを推進していくことは現実的に可能なのでしょうか?そんなコラボレーションを、決済というミッションクリティカルな領域で実現し、新たなシステムのリリースにこぎ着けた実例がリクルートにはあります。英語や英会話の学習を支援する『スタディサプリENGLISH(以下、スタサプENGLISH)』では、今や主流となりつつあるサブスクリプションモデルに決済シス…
こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。 私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。 サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。 投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。 様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。 日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。 お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。 (function(b,c,f,g,a,d…
想定株価 24.4 2820Y 25.4 3430Y 26.4 3940Y オススメ度:★★★★☆ 前回 3Q決算が出ました。 年末にはにじさんじフェスもあって盛り返すかと思いきや、鼻息が荒いコンセンサスは大幅に下回り、3Q進捗率70%と会社予想にも一歩届かない結果となりました。 翌日にほとんどストップ安、その翌日に5.8%戻しという状況です。 3Q決算資料 ENの苦戦は変わらず、国内はまぁまぁ順調ですが、かつてほどの勢いは感じられません。 事業価値 成長が鈍化しているのは確かです。 1Qは売上で+30%、利益で+100%の高成長となりましたが、2Q, 3Qは+10%、-30%といった状況です…