①原口統三の墓参り目的で行った赤城山 ②一人でツアーに参加したニューヨーク旅 ①原口統三とは、旧制一高生で、19歳で自殺した『二十歳のエチュード』だけを残して、私の父世代の人達の間で当時ブームになった人物で、ちょうど三島由紀夫より1才下で誕生日が同じ(三島は特段彼についてコメントしていない)である。 私は父の影響で「エチュード」に紹介されていた山小屋の大隈さんまで頼って、同級生が立てたという墓碑銘を見に行った形である。 大隈さん曰く、彼らは老成していたという(確かに戦後、皆、生きようと必死に前向きな時代に、自殺すると宣言して同級生の認知の元死んでいった、ある意味時代に逆行していた) そして数日…