~~~ 石巻に来て1年。住みながら色々見聞きしたことをもとに、つれづれなるままに書き留めてみようかなと思って書き始めます、東北通信。個人プロジェクトです(所属等とは関係ありません)。 ~~~ 東日本大震災の「被災地」である沿岸の各地域ではしっかりした震災遺構や伝承館もできあがり、日々、圏域内外の人々を集めている。 その展示物で今回の東日本大震災の津波がどう語られているのかを見てみると、明治29年の明治三陸大津波、昭和8年の昭和三陸大津波、昭和35年のチリ地震津波との連続性のなかに今回の大津波を位置づけて提示するものが多い。つまり、「円環的な時間」観のもと、「ずいぶん前からずっと繰り返されてきた…