後漢末に結成された道教教団。教団名は信者に五斗(約10リットル)の米を寄進させたことに由来する。 通説では後漢末に張陵(張道陵とも)が、蜀(現在の中国四川省)の成都近郊の鶴鳴山(或いは鵠鳴山ともいう)で起こした教団で、2代目の張衡の死後、蜀では張脩の鬼道教団が活発化したが、3代目の張魯がそれを乗っ取り、漢中で勢力を固めた。その後、正一教へと発展していった。