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五月やみ名をあらわせるこよいかなたそがれ時も過ぎぬと思うに

五月やみ名をあらわせるこよいかなたそがれ時も過ぎぬと思うに

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【🌊10分で聴く平家物語49 第4巻完】🏹鵺〈ぬえ〉①②🔥三井寺炎上〜頼政殿の鵺〈ぬえ〉退治🐒🐅🐍 見事なり✨そして、三井寺炎上‥大切な人の命も家も、尊い経も堂舎塔廟も灰燼に帰す‥なんてこと by😿

【平家物語109 第4巻 鵺〈ぬえ〉①】 源三位入道頼政は、 摂津守頼光から五代目の子孫三河守頼綱の孫、 兵庫頭《ひょうごのかみ》仲政の子である。 保元の合戦のとき朝廷側につきさきがけしたが別に恩賞はなく、 平治の乱においても親類などを捨てて合戦に力をつくしたが、 みるべき恩賞は与えられなかった。 大内守護として長年勤めていたが、 昇殿は許されなかったのである。年すでに老いた時、 一首の歌を詠んだ。 『人知れぬ大内山の山守は 木《こ》がくれてのみ月を見るかな』 この歌が目にとまり昇殿を許されたうえに、 正下四位を与えられたが、 頼政はさらに三位の位にのぞみをかけた。 『昇るべきたよりなき身は木…

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【平家物語110 第四巻 鵺〈ぬえ〉②】彼の弓は満月のように引きしぼられた。南無八幡大菩薩、と心に唱えれば鋒矢は弦を離れた。弦が鋭く鳴った。黒雲の中に目にも止まらず吸いこまれて行く‥

南殿にきた頼政は、 猪早太をかたわらに控えさせると空を仰いだ。 静かに晴れた夜空である。 変化飛来の噂など信じかねる穏かな夜であった。 変化退散の仕事は僧侶にあるはずだ、弓矢とるこの身は、 などと頼政の心中には恐らく不平が渦巻いていたであろう。 夜は更けていった。 午前二時近くか、風のないのに木々の梢が立ち騒ぐ。 俄かにきっとなって御殿の上を仰いだ頼政の顔は蒼白かった。 噂にたがわぬ黒雲ひとむら三条の森から飛び来り、 ぴたりと御殿の空を蔽う。 鋒矢弓につがえて黒雲を凝視すれば、 その中程あたりに怪しき物の姿が隠顕する。 灯のもれる主上の室ではお苦しみの声が高まるような気がする。 やがて物音は絶…