小学校のうちに知っておきたい故事成語の第38回は「五里霧中」です。 五里霧中 「五里霧中」の読み方 ごりむちゅう 「五里霧中」の意味 (広さ5里にもわたる深い霧の中に居る意)現在の状態がわからず、見通しや方針の全く立たないことのたとえ。心が迷って考えの定まらないことにもいう。(広辞苑) 「五里霧中」の使い方 彼は今日までその意味がわからずに、まだ五里霧中に彷徨していた。(夏目漱石『明暗』1916年) 「五里霧中」の語源・由来 「五里霧中」の出典は、『後漢書」「張楷(ちょうかい)伝」です。 性好道術、能作五里霧。 時關西人裴優亦能爲三里霧。 自以、不如楷。 從學之。 楷避不肯見。 【読み下し文】…