「井伊大老が暗殺される前夜のお話。妻としみじみと語り合うという北條秀司の筆冴えわたる作品。」なんて11月の演目紹介で書きましたが、確かにそうですが、決してほのぼのとしたものではないです。 あなたがもし、井伊大老も知らなければ安政の大獄も知らなければ、何にも知らないのであれば、このお芝居、照明暗いし、動きは少ないし、眠くなってしまいますよ。 隈取も早替わりもぶっかえりも何もありません。 でも、ちょっと予習をしておくと、ずっと深みのある作品であることがわかると思います~♪ 井伊直弼って、悪い奴じゃなかった? 新国劇として上演された四幕五場の作品 今月の「井伊大老」 明日死ぬことを知っているのは観客…