2025年4月9日。 www.tokyoartsandspace.jp 奥村美海 「もも、Qうしゅう、32850日」 最初の展示室は1階にある。 そこに抽象的でありながら、人が手描きで介入しているのがわかる平面作品がある。それも、ただ壁に設置されているだけではなく、断面のような作品が吊るされて、そのことで空間への浸透力が強めになり、ここから先は入らないでください、という目印のテープは貼られているものの、作品に近づくと、周囲を囲まれて、また受ける感覚が少し変わる。 こういうことはとても単純な構成だけど、実際に展示会場に来ないと味わえない感じでもあると、改めて思う。 作品の色合い、線の勢い、形、そ…