はじめにー豊洲問題 つい最近、東京豊洲の地下水調査で環境基準の130倍のベンゼンが検出されたことが記事になりました [1]。のど元過ぎればという感じでTVのニュースにもならないくらいの小さな扱いでしたが、これが数年前だったら大騒ぎになっていたことでしょう。安全対策を検証する都の専門家会議は、「地上部の科学的な安全は確保された状態」としています。何事もなかったようにスルーされた感じですが、豊洲の地下は相変わらず汚染物だらけであることを再認識させられた記事でした。 ちなみにベンゼンは世界保健機構(WHO)により発がん物質であると指定されており、水質基準では0.01 mg/Lとなっています [2]。…