京極竜子(きょうごく・たつこ、生年不詳〜1634)
大津城主・京極高次の姉妹で、初め若狭国守護・武田元明と結婚して一男一女をもうけた。本能寺の変後、明智光秀に味方した夫は秀吉の軍に討たれ、彼女自身は捕らえられた後、秀吉の側室となった。伏見城松の丸に住んだことから(松の丸殿)と呼ばれた。秀吉の死後は兄弟の高次の居城・大津城に身を寄せ、関ヶ原の戦い後は出家して京の誓願寺に住んだ。1634年に死去。