【書評】人事の成り立ち 著者の人事3部作の1冊目。わが国の人事管理について、時代ごとの名著を取り上げ、内容を簡潔に紹介してくれており、本書を読むだけで、取り上げた書籍の論旨をつかむことができます。また、知っているようで知らない人事管理の時代変遷についても大きな流れをつかむことができ、著者のいう日本型雇用システムがどのような背景で生まれ、歴史をたどってきたかを、よく理解することができます。人事にたずさわる初心者からベテランまで幅広くカバーしてくれる良書です。 名著17冊の著者との往復書簡で読み解く 人事の成り立ち: 「誰もが階段を上れる社会」の希望と葛藤 作者:海老原 嗣生,荻野 進介 白桃書房…