1月29日は「人口調査記念日」。この日は、明治政府が1872年に日本で初めての近代的な全国戸籍調査を実施した記念すべき日です。一見すると単なる数字の羅列に思える人口調査ですが、そこには日本の壮大な歴史と驚くべき発展の物語が隠されているのです。 実は日本の人口把握の歴史は、はるか昔、645年の「大化の改新」にまで遡ります。当時は年貢を徴収するための制度として始まった人口調査。それが時を経て、近代国家の礎となる重要な統計調査へと進化を遂げていったのです。 1872年に実施された戸籍調査は、「壬申(みずのえさる)戸籍」と呼ばれ、まさに日本の近代化の象徴とも言える出来事でした。この調査で明らかになった…