ニホンウナギは、絶滅危惧種に指定されるなど、資源の保護が課題となっています。 国内の川や湖でとれる天然のニホンウナギの漁獲量は、1961年の3,387トンをピークに、2023年は55トンと60分の1にまで減少しています。 養殖のウナギの生産量は、1989年の3万9,704トンをピークに、去年は1万8,294トンと半分以下に減っています。 ニホンウナギは、産卵の際には日本の川を離れ、日本からおよそ2,000キロ離れたマリアナ諸島の近くの海で産卵します。 卵からふ化したあと海流に運ばれながら「シラスウナギ」と呼ばれる稚魚になり、日本の川までたどり着いて成長し、再び海に戻って産卵します。 こうしたニ…