ブッダは、悟ってない人の世界を中心に法を説いた。(無常・苦・無我・不浄) 大乗仏教は「悟った人」の世界を中心に法を説いた。(常・楽・我・浄) しかしブッダはそうしなかった。 ブッダがそうしなかった場合、 必ずそうしてはいけない理由がある。 ※(中部第63 小マールンキャ経 毒矢のたとえ 桜部健訳より引用させていただきます)ブッダの言葉。 わたしが説かないことは説かないと了解せよ。わたしが説くことは説くと了解せよ。 (以上) すでに救われている、とか、このままでいいとかの世迷言がおおっぴらに人気を博す現代の病根は、この辺りから発生したとおもう。 この「彼岸志向→此岸志向」という同じパターンが欧米…