スイス ローザンヌ湖 1978年 私は人生を歩む中で、神様から涙について「悟り」のようなものを学んだ気持ちでいます。 涙は本当に悲しい時、どん底の苦しみに悶えている時には、出ないようです。 悲しみ・苦しみのどん底に居る時には、何にも反応できないぐらい放心状態になるようです。 放心状態の時には、美しいものや,美味しいものに出会っても何も感じることができないのです。 このような極限状態の悲しみや喜びが長く続くと、人は死んでしまう「弱い動物」なのです。そこで、人間は死を防ぐために「涙」を流すのです。 この「悟り」のようなものに私が至ったのは、私の人生で2つの悲しみを経験したからです。 一つは、「長女…